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新規約の変更で何が変わったか

 7/3からJUGEMの規約が変更されるということで、変更後の規約について「著作者人格権を行使できないってどういうことよ」と文句を言ったのが昨日の話。
 同じように文句を言った人たちがたくさんいたようで、日付が変わって間もなく、著作者人格権の行使を禁ずる一文が削除されました。
 →新規約の著作人格権に関する記載についてJUGEMお知らせブログ

 私が言いたいのは、深夜も仕事をしているなんて偉いなあ、なんてことではありません。対応が早いのは認めるけど、問題はこれによって何が変わったのかということですよね。

 結論から言えば、何も変わっていません。

 JUGEM新規約に従うならば、問題の一文が削除されたからといって、ユーザーが実質著作者人格権を行使できないことに変わりはありません。
(どうでもいいけど、著作者人格権・著作人格権どっちが正しいの?)

 削除された箇所は第8章第30条の6。しかしその上、30条の5をご覧ください。
(前略)
利用者は、本サイト及び弊社が単独で若しくは第三者と共同で運営するその他のウェブサイトの運営の目的に限り、弊社に対して対価の請求をすることなく、以下に定める権利を弊社に対して許諾することを予め承諾します。
(中略)
(1) 利用者が投稿したブログ等の全部又は一部を複製する権利、公衆送信する権利、編集する権利、改変する権利及び翻案・翻訳する権利
(2) 利用者が投稿したブログ等の全部又は一部が表示される画面において、弊社若しくは第三者の広告(広告記事を含みます)又は弊社が選定する任意のコンテンツ(共通ヘッダー等)を表示する権利
(3) 本項第1号に定める権利を弊社の委託業者及び共同事業運営者に再許諾する権利
 このうち、特に問題があるのは(1)と(3)でしょう。(2)は「広告を表示するよ」と言っているだけなので。
 小難しくて読むのが大変なのですが(いつも思うけど規約ってなぜこんなに読みにくいんだ?)、すごく簡単に表現すると、

「貴方が書いた記事はJUGEMが勝手に手を加えて使っちゃうよ。JUGEMだけじゃなくてJUGEMが認めた他の業者も使っちゃうよ」

 ということです。

 問題の一文が削除されても、実質は何も変わっていないということですよ。
 JUGEMが書かれた記事を本当に自由に好き勝手に使っちゃうことを認めろと言うのです。編集改変バッチコイ。JUGEMを使っている以上この規約に同意したとみなされるので、誤解されても弁解する権利がないのは前の記事にも書いた通り。
 さらに、JUGEMが認めた他の業者にも同じことを認めろと言っています。これが結構クセモノだと思う。いつの間にか全く知らない業者に自分の記事を弄くられている、ということもあるかもしれないわけで。(「弊社が単独で〜の目的に限り」の部分から、JUGEMが関わらない場面での利用はないと思いますが←と思っていましたが、弊社=GMOグループと受け取れば必ずしもそうとは言えませんね・7/1追記)
なお、利用者が作成したテキスト、画像、および動画を、利用者の承諾なしに出版物にすることはありません。
 という一文はありますが、あくまでも出版物限定。ネット上では何をどうされるかわかりません。怖いよお(((゜Д゜)))ガクブル

 そうそう、もしこの規約に同意できないなら、新規約が施行される前に逃げてくださいね。
利用者が除名および利用資格の停止、取り消しとなった場合であっても、それ以前に提供した情報の権利は前項によるものとします。
 って書いてあるから。退会して記事を削除した後でも、この規約からは逃れられないことになります。

 や、わかってますって。わざと意地悪な言い方をしただけ。
 紹介したユーザーのブログが消滅したとき「退会したんだから紹介を消してよ」とか言われないためにこのような規定を設けたんでしょう。
 だったら、そういうふうに言えばいいだけのことではありませんか? 「退会後も貴方の記事を好き勝手弄って公開しちゃうよ」と言われているように聞こえるのは、私が間違ってるんでしょうか。

 というわけで、もうちょっとがんばってください。私はJUGEMを信じてます。期待してます。
 どう変更すべきかは、この辺りを参考にするといいんじゃないでしょうか。
 →著作者人格権:何が問題で、どう書くべきか?
 →LivedoorBlog以外にも権利侵害規定!ブログ著作権規約を全チェック
 両方とも「絵文録ことのは」の記事。勉強になりまふ(´ー`)
| インターネット | 10:43 | comments(2) | trackbacks(0) |

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コメント

》や、わかってますって。わざと意地悪な言い方をしただけ

よく、理解しすぎじゃないですか?

JUGEMのトップページのタレントさんたちがこんな一方的な契約を結んでいるとは思えない。
うかうかしてると、7月3日になっちゃうぞ。w
こんばんは。お引越しされるのですね。
決断するなら早い方がいいと思います。
長く続ければ続けるほど動きにくくなりますから。

たぶんJUGEM側の意図は、記事で述べた程度のものだろうと思います。
私は、JUGEMが規約を盾にユーザーの書いた記事をどうこうしようとしているのではなく、著作権に対する認識が甘いためにこのような規約を“うっかり”作ってしまったのだろうと考えております。
もちろん、“うっかり”では済まされない問題ですが……

いずれにせよ、私は引越しは考えていません。
JUGEMサイドにとって「規約に従えないなら出て行け」で済む話なら、著作者人格権不行使の部分を削除することすらしないはず。
手ごたえは感じています。
JUGEMはきっとユーザーの期待に応えてくれると、私は信じています。
| sera | 2006/06/30 23:02 |

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