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福岡西方沖地震から1年

 2005年3月20日は、福岡西方沖地震が発生した日。そもそも「地震」などという言葉自体頭になかった福岡人に衝撃を与えた地震でありました。
 だからさー私は絶対福岡でも地震あるよって前々から言ってたのに。ずーっとなかったってことは、逆に言えばいつでかい地震が来てもおかしくないってことなんだよーと前から言ってたのにまったくもう……なんて言ってもしょうがないんだよな。

 そもそも地震を身近に感じていなかったせいか、逆にビビリ度が低かったというか。割とみんなケロっとしていましたな。「事の重大さを把握していない」とでも言うんでしょうか。怖がっている人に対して「その程度でいちいちビビるな、ウザい」と言い捨てる人すらいたくらいですから。
 むしろ、日ごろからちょくちょく地震を経験している人の方が、より低い震度でも敏感に反応するんですよね。福岡の人間はその辺教訓にしないといけないんじゃない? という気はしますね。
 この地震がもたらしたのは、皮肉なことに「地震が来てもこの程度なんだ」という意識でした。実際、大きな被害が出たのはほとんど玄界島だけ。それ以外の場所では、地震の規模の割には被害が少なかったのです。残念ながら死者が1名出てしまいましたが、非難を恐れずに言うならば、やっぱり「たった1名で済んだ」なのですよ。大きな出火もなかったしね……。

 でもね、あれはまだ『大地震』と呼べる規模ではなかったのだし、これで地震を知った気になるのは非常に危険だと思いますよ。
 って『大地震』を経験したことのない私が言うのもどうかと思いますけども。

 その日は私は自宅におりました。揺れたとき、地震だとは思いませんでした。まずは二階で弟がモノをひっくり返したかと思い、そう言えば今は自分以外家にいないんだったと気付き、今度は強風だと思って窓の外を見ました。しかし木々が揺れている様子はなく、そこで初めて「もしかして今のって地震!?」と思ったのであります。
 寒がりの私はストーブを点けておりましたが、安全装置が働いてスイッチは切れていました。とりあえず完全に電源を切って、他にガス等点火していなかったことを確認し、裏口のドアを開け(歪んで開かなくなることがあると聞いたことがあったので)、ラジオをオンにしてニュースを待ちました。
 5分ほど経って速報が流れ、震度5とか6とか言われて、初めて「これは大事(おおごと)かもしれない」と思いました。
 家族は外出していましたが、電話で連絡しようという気は最初からありませんでした。どうせ繋がらないだろうことはわかっていたので。大きく揺れたとはいえ、視界の範囲内に限れば何かがどうかなったという様子はなかったので、特に連絡を試みなくても問題はないと思いました。
 しばらくして両親が帰宅、「電話が繋がらないので心配した」と言われました。ほらやっぱり繋がらなかったんじゃないか。だからみんなして慌てて電話かけまくるなっつーの……と妙に冷めていた自分。

 私が住んでいる辺りは地盤がしっかりしているので、数km離れると随分揺れが減るようなんですよ。当時バイト先だったコンビニは、話を聞く限りでは、自宅よりも大きく揺れていたようです。

 むしろ大変だったのは、翌日以降の後処理でしたね。どこか傷んでいないかチェックして回ったり、身内や友達と状況を報告しあったり、火事場泥棒的な詐欺師を追っ払ったり。全くいろいろと厄介でございました。
 でもって、その後の余震が九州本土に近づいてるとか、警固(けご)断層が刺激されて云々だとか、マンションの耐震偽装が発覚だとか、いろいろとめんどくさかったですな。
 一つわかったのは、こういうときに人の本性が出るんだなーということですね。冷めた目で周囲を見ながら、「ふーんコイツってこういう奴だったんだ」なんて観察していました。私の性根の悪さもこれで明らかになったことでしょう。「瀬良さんって、見かけによらず冷静でしっかりしてるのね」なんて言われたりしました。とりあえず、見かけはどうなのかと小一時間(ry

 ま、ごちゃごちゃ書きましたけど、こう言っちゃ何ですが「何事も経験」でございますな。少なくとも、地震から何も得なかったわけではなさそうです。その割にはあんまり地震対策がなされていなかったり、地震保険に入っていなかったりするわけですが。
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